トヨタのリコールに関して

トヨタの今回のリコールには衝撃を受けている。大きく感じたのは2点。USでの出る杭は打たれるという感覚と、今後のリコール発令の考え方。

まず、世界の訴訟環境でTOPの厳しさと市場であるUSは、この手のお客様の声や政府の要求などに上手に対応しないと、とんでもない事態に成ると言う、歴史的な事件であると思う。それもお客様や市場で起きた事例を少し対応を間違ったり、遅れたりしたり、報告に目が届かなかっただけで、この事態に追い込まれた。最初はマットをちゃんとつけていなかった。そのマットがペダルに引っかかったのかも知れない。それが、トヨタのマットのリコール(ペダル)の始まりである。

次がペダルの戻り?トヨタ側では言い分は沢山あると思う。ペダルの動きが本当に悪いのなら、もっと事故は起きていると思う。これも商品性の問題の域を超えていないと思える。

最後は看板モデルPriusのブレーキ。「私はPriusのブレーキで怖い思いをした」これは事実であると思う。「私はこのブレーキの不具合で事故を起こしました」、これはトヨタはすべての14件を把握していると思うし、技術的問題では無いと最後まで戦えるのだと思う。単に感覚の問題である。しかし、ここで決定的だったのが、今の環境(社会的TOYOTA不審)の中での初期対

「空気読めない」、KYと言う言葉があるが、まさにKYだったかも知れない。今は何を言っても社会的バッシングを受けているので、少しの対応遅れや社外対応が致命傷となる。

TOYOTAはおそらく社内的に、この問題をRしたら、これから、あるいはさかのぼって不具合にRさせられる。会社での問題の対応基準を大きく変える必要が有ると言う意見があったのだろう。有るのだろう。

このTOYOTAの問題は、これからのお客様の視点での考え方の重要性を新たに認識させられた事件だった。ただし、お客様の言葉をすべて信用して動くという事も重要では有るが、中には異常でしかもこの社会でのお客様は神様ですという言葉を悪用するケースも有り、企業泣かせの拡大が懸念されるので、メーカーはどのように「初動」を取るかが鍵になるんだろうと思う。

TOYOTAの記者会見、遅くはなったと評価されているが、これからのUSでの公聴会でのやり取りなど、日本メーカーの為にも明確な対応を期待したい。 US政府(中間選挙を目前に社会的には印象を良くする事に忙しい人も多い)対応は大きな局面を迎える。














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この記事へのコメント
お久しぶりです。そろそろ起きた頃ですか? 私はベッドに入る時間です。
お誕生日おめでとうございます!
いつまでも、明るく元気なままでいて下さいねp(^^)q
Posted by Junko at 2010年02月10日 22:08
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